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ウィルとトーノの大冒険
僕らの麗しき村長

 南大陸の中央に位置する町ヤンドン。
 町の東西南北の入り口には、アーチに『ようこそ! ヤンドンへ』と書かれた門がある。
 僕が通ってきた西門では、アーチの真下で露出度の高い服を着た若い女の子が、にこやかに町の紹介をしていた。
「ここは、各地からやってきた冒険者たちが必ず足を止める町です。小金稼ぎになる仕事ならいくらでも転がっていますし、酒場に行けば、簡単に新しい仲間だって得られるんですよ。交易も盛んで、市場には東方の島国でしか採れない野菜などもございますー」
 間違ってはいないが、鵜呑みにすると危険な宣伝文句だった。
 何よりもまずいのは、ヤンドンの住人は基本的に非人情だという説明がなされていないことだ。依頼人から受けた仕事を冒険者に紹介してくれる仲介屋や、金で情報を売る情報屋は、特にくせ者が多い。駆け出しの冒険者をいいカモにして儲けている輩がほとんどだ。
 そんなくせ者ぞろいの中で珍しく人情家で、宿屋の主人と仲介屋を兼業しているロウは、知り合って七年になる親友だ。
 腰まで伸ばした髪を三つ編みにし、束ねたゴムに鈴をつけ、服装は東方の綿製品を好んで着ている。実は十年前に『曲刀のロウ』として知る人ぞ知る剣士だったのだが、今は腕がなまらない程度にふらっとダンジョンへ行くことはあっても、冒険はしない。ちなみに、とても四十には見えない、若々しい四十男だ。
 彼は「あくまでも仲介屋は副業」と言っているが、残念ながら、ヤンドンでは宿屋の主人としての知名度より、仲介屋としての知名度のほうが高い。
 無理もない。彼が愛してやまない宿屋『きりん』はあまりにもみすぼらしいから――そんな風に言ったら本人に怒られるが――やっぱり、みすぼらしい。いつ来ても寂れた雰囲気が漂っている。 おまけに、初めてのお客さんは入り辛い。なんといっても、場所が悪いのだ。
木造二階建ての宿屋は、ヤンドンで最高級のホテル『ロイヤルやんどん』の裏手にあって、まさにヤンドンの光と影だ。看板には、雨風にさらされて消えかけた『きりん』の文字がかろうじて読み取れる。きりんと言っても、動物のキリンでも、想像上の麒麟でもなく、他に意味がある。それを教えてもらえるのは、ロウに心を許された人だけだ――だから、僕の口からは言えない。
 ヤンドンに来たついでに『きりん』に行くと、ロウは玄関前をホウキで履いているところだった。炎天下でタオルを頭に巻いて、流れる汗に顔をしかめながら掃除していた彼は、僕の姿を見つけると、ホウキを放り出して走り寄ってきた。くそ暑い最中、さすがに抱きつかれはしなかったが、まるで恋人の胸に飛び込む少女のよう表情をされ、それはどうかと思う。
 僕、所帯持ちだし。それに、男だし……。
「おう、フェイ! おまえ、またヤンドンに来たのか。エルシーは一緒じゃないのか? いかんなあ。一人でフラフラ遊び歩いてからに!」
 満面の笑みで、肩に腕をまわされた。暑い。暑すぎる。
「仕事ですよ」
「ああ、毒草の配達屋か。ご苦労さん」
「薬草です! 人聞きの悪いっ」
 エルシーと僕は数ヶ月前に正式に結婚し、それと同時に薬専門の店を開いた。もともと薬学の知識があるエルシーの名前をとって、『エリザベス薬店』という店名になった。そのままじゃねえか、と突っ込みを入れられること間違いなしと思いきや、意外に「可愛らしい」とか「お上品」とか、当の本人にはまったく似つかわしくない評判を頂いた。まあ、南の小国シュツオを滅亡させた汚名をきせられた僕の名前をつかうより、ずっとマシだろうけれど。
「店は順調なのか」
「ぼちぼちですね」
「ぼちぼち、だあ? おまえ、商売人みたいな言葉を覚えやがって。英雄の名が泣くぞ」
「ボロ宿の主人になりさがって、かつての二つ名を泣かせている人に言われたくありませんね」 「………」
 ロウはぷいと横をむき、つぶやいた。「カワいくねー」
 年甲斐もなくふくれっつらをしている。
 まったく、可愛いオッサンだ。
 ロウは軽く咳払いした。
「店がうまくいっているなら心配はないな。困ったときは、いつでも言えよ」
「ありがとうございます。お暇なときに、ぜひお越しください。店長のエルシーも喜びます」
「何が『店長の』だ。この、この」
 ロウは肘でぐいぐいと僕の脇腹をついた。
 僕らの店は、ヤンドンの西に広がるアージュナの草原を越えたところにある村エストにある。
 エストは出来て十年に満たない新しい村だ。もともとは、とある女性が、「たくましくてイイ男をアタシの周りにはべらせるのよ」という、色欲のもとに作られた村である。そのせいか筋骨隆々とした戦士ばかりだ。男性だけでなく、女性も戦闘経験が無い人がいないのだから、恐ろしい。
 そして、村が出来てから今日まで村長を務めているのは、「イイ男ばかりで目がくらんじゃうわ」と喜んでいる、ライアだ。
 彼女の魅力をあげれば、きりがない。背中の中程まである、ゆるく波打ったブロンド。見る者の心を虜にするアイスブルーの瞳。無駄な肉が一切ない、完璧な肢体。面倒見のよい性格。
 ただし、問題も多い。いつも、目のやり場に困るような露出度の高い服を着ているし、愛用の武器はムチだ。イイ男に目がないのはもちろん、可愛い女の子にも声をかけまくる。年齢も上は「格好よければ関係ないわ」、下は「中身がガキじゃなければオッケイよ」ときている。
「ロウが来てくれたら、村長も喜びそうだな」
「村長? ジジイか?」
 ロウは怪訝な顔をした。
『村長』イコール『ジジイ』だなんて、イヤな固定観念だ。
「お爺さんじゃないですよ。僕より年上ですが、お肌ツヤツヤの麗しき村長です。性格もいいし、気だてもいいし」
「………おまえ、顔が青いぞ。無理に言わされてるような気がするぞ」
「やだなあ。そんなわけないでしょ。僕がお世辞なんて言えると思いますか」
「思う! あの恐妻と毎日顔つきあわせて、いつのまにやら性格がまるーくなった事実、そして場を適当にしのぐ愛想笑いという技を会得したこと! おまえ、そんなヤツじゃなかったじゃないか。冷血な、くそムカツク魔術師だったじゃないかあっ」
 ロウはビシっと人差し指を僕の鼻っ柱に突きつけてきた。
「……まあ、村長にセクハラを受けてる気はしますけど……」
 毎朝、おはようの代わりに尻の肉をつかむのは、やめてほしい。尻がたるんでいるのは気持ちがだらけている証拠だのなんだの言って、鬼の形相でムチをふるいそうになった彼女を目撃したことがある。うっかり垂れ尻にもなれない村というわけだ。
 それ以前に、エルシーが筋トレしろとうるさい。一度、魔術師だからだるだるでもいいじゃん、と口答えしたら、締められた。
 もしかして、僕ってイジメられてるのか。
「なにぃ? おまえ、オッサンにセクハラされてるのか」
「だーかーら! 村長はお爺さんでもおじさんでもないんですってば。流し目の色っぽい女性なんですよ」
 流し目の色っぽい……自分で言って気持ちが悪くなってきた。たいていの男は彼女の色目にくらっときてしまうようだが、僕からみれば、あれは明らかに計算され尽くした武器だ。彼女が本当に望んでいるのは、そんな流し目には動じない相手なのだ。
「口では軽いことばかり言っているけれど、本当は真面目な人です。そう、ロウみたいなね」
「私みたいな? そりゃ、褒め言葉にはならんぞ」
 ロウは笑い飛ばした。


 ロウと二人でルイーズの酒場へ飲みに行った。
 ヤンドンでは一番古い酒場で、旧大通りにある。指名手配された悪人の写真と並んで、初代店長のルイーズの顔写真が壁に貼られている。綺麗な女性だ。
 僕らは、カウンター席に座った。
「久しぶりだな、だんな」
 口ひげを蓄えたマスターは金歯をのぞかせた。
「覚えてくれてるの? 嬉しいね」
「なんたって、悪名高いフェイだろう。おまけに下戸だ。来るたびにグレープフルーツジュースだぜ。忘れる方がどうかしてる」
「そりゃどうも」
 僕はいつも通り、グレープフルーツジュースを頼んだ。
 マスターは、賞金首のフェイを目の前にしても、態度を少しも変えない。南の小国がつぶれようが、犯人が誰だろうが、自分にはちっとも関係ないと断言している。自分が今を幸せに生きていられれば他はどうでもいいそうだ。
「おい。ショボくれた宿の主人。あんたは何にするんだ」
「オススメは?」
「『人魚の首』ってワインが入ってるぜ。その名の通り、人魚の首をワインにボチャンとつけたヤツだ」
「………」
 ロウは顔をしかめ、結局、ウィスキーのロックを注文した。
 カウンターが七席に、テーブル席が三十席あまりあるが、ほとんど客で埋まっている。地元の人間もいるし、見るからに冒険者の服装をしたものもいる。
「なんだと! こんのぉ、くそガキが!」
 テーブルを叩いて、身の丈二メートルはある大男が立ち上がった。皮のブーツをはいた足でテーブルを蹴り飛ばし、腰に差した剣をぬいた。
 オレンジがかった照明の下、刃が柔らかな光を放つ。
 剣をつきつけられたのは、十四、五歳くらいの少年だ。
 真っ白なローブの袖口に深緑のラインが一本入ったものを着ている。南大陸で一番の魔術学校ツェーダ学院の制服だ。
「あんたには愛想がつきたって言ってんだよ」
 少年は一歩退き、にやりと笑った。
 急に、店内の空気が冷える。
「『白銀の』――」
 少年が左手の指先をちょいと男にむけて曲げた。「『女神』!」
 大男の剣が、みるまに剣先から持ち手へと凍り付いていく。
「うわ、うわっ」
 大男はあわてて剣を離した。
 木製タイルの床に落ちた剣は、氷づけになったまま、粉々に砕け散った。
「俺はマジだ。これ以上しつこくつきまとうなら――」
 再び、少年の左手に冷気が集中する。
 マスターはそしらぬ顔をしてグラスをふき続け、他の客も見向きもせずに、それぞれの会話を続けている。
「『深淵の』――」
『白銀の女神』よりも強い魔法を、こんな店のど真ん中で平気で使うつもりだ。
 ロウが腰を浮かし、僕も止めに入ろうか迷ったそのとき。
「ちょっと待ったああああああ」
 どこからともなく、叫び声がした。
 何かナイフのような小さなものが空を気って飛来し、少年の左手に突き刺さった。
「いっ、いってえ」
 少年は床を転げ回った。
 それくらいで何て格好の悪い……なんて言ってはいけない。そんなことを思うのは、僕がこれまでいかに虐げられてきて我慢強くなってしまったかが起因しているのであって、世間一般の基準からはずれている。
「なんだコレ?」
 少年が涙目で自分の手にささった刃物を凝視した。
 それは、四方に刃が突き出た卍型の小さな武器、手裏剣だった。
 大男のぎょろっとした目が、手裏剣を投げた者の姿をとらえ、怯えたように固まった。
「程度のひっくいケンカしてんじゃあないわよ」
 アイスブルーの瞳は、侮蔑するでもなく、嘲笑するでもなく、ただ冷ややかに大男を見返した。
 白い肌を際だたせる黒いボンテージを真っ昼間から平然と身につけ、網タイツに包まれた太股には物騒なナイフホルダーが巻かれている。
「ライア……?」
 他の村との交流を図るべくちょっくら旅に出るわ、とエストを出たきり、一ヶ月以上も消息をたっていた、麗しき村長さんではないか!
「ライア? 人違いじゃなくって? アタシの名は、手裏剣マスター、アリシアよ」
 ライアは、聞いているこちらが恥ずかしくなるような格好の悪い自己紹介(しかも堂々と偽名だ)をした。
「手裏剣マスターねえ。あんたの武器は――」
 ムチだろ、と言おうとしたら、
「そこおっ、おだまり!」
 ものすんごい勢いで手裏剣が僕の額をめがけて飛んできた。
 しかし、わが妻エルシーの格闘トレーニングにつきあわされて鍛えられた動体視力のおかげで、手裏剣の軌道は易々と読めた。額に手裏剣を受けてやる義理はないので、僕はもちろん避けた。
「うおおっ!」
 隣でロウが叫んだ。
 手裏剣の軌道が突然カーブを描いて、ロウの二の腕をかすめたのだ。
「おまえが避けたら、私に当たるじゃないか! バカモンッ」
 ロウは、軽く握った拳で僕の背中をポカポカ叩いてきた。
「そんなこと言われても」
「ひどい奴だなあ。少しくらい刺さったっていいじゃん」
 いいじゃん、って……いいわけないだろ。無茶苦茶だ。
 手裏剣は、ロウと僕が背にしている壁に深々と刺さっている。
僕は、一瞬目を疑った。
卍型の一片に、なにやら値札らしきシールがついているのだ。
まさか、買ったばかりなのか?
「あらあ、ヘンねえ。なーんで、そっちに曲がっちゃうのかしらん」
 自称手裏剣マスターは、悩ましげに網タイツの太股に指をすべらせて腰をくねらせた。大きく開いた胸元で、胸の谷間が強調された。
 無関心を装っていた客の中には、ギャグではなく、鼻血をふく者が続出した。
 だまされるな、と言いたいところだが、今度はムチが飛んでこないとも限らないので、僕は黙っておいた。
 それなのに。
「狙った方向と違うほうへ飛ぶようじゃあ、手裏剣マスターとは言えんのじゃないか」
 ロウは、躊躇いもせず言ってしまった。
 ライアは口の端をあげ、しかし、眦をつり上げた。
「弘法も筆の誤り、と言うでショ」
 柄にもなく、ことわざだ。
 ライアとロウがつまらない言い合いをしている間に、少年とケンカをしていた大男は、四つんばいでそっと酒場の出口へ向かって動き出す。
 図体の割に、小さい男だ。
「待てよ!」
 手裏剣が手に刺さったまま、痛みに涙を浮かべながら、少年は叫んだ。
 大男は一瞬肩をふるわせ、チーターのように加速し始めた。普通に立って走ったほうが早いと思うが、人間、焦るとおかしな行動をとるものだ。
「待て! 約束の金を払えよっ」
 少年は、去っていく大きな背中に怒鳴った。
 愛想をつかしただの、約束の金を払えだの、大男と少年のどちらが悪いのわからない。
「コラッ! 食い逃げか?」
 ロウは、逃げ行く大男を見るなり、声を荒げた。
 確かに、大男は飲んだジュースの代金を払っていない。少年が言った約束の金は、ジュース代とは別物だと思われるが、ロウにとってはどうでもいいらしい。
「食い逃げですって?」
 ライアはナイフホルダーに手を伸ばした。しかし、彼女がナイフをぬくより先に、ロウが壁に刺さっていた手裏剣をぬいた。
 ロウは、手裏剣を大男めがけて投げた。
 値札のシール付の刃がくるくる回った。エセ手裏剣マスターなんかより、ずっとうまい投げ方だ。
手裏剣は美しい軌道を描いて、大男の右ふくらはぎに刺さった。
大男はあと一歩で酒場を出るというところで、ばったりとうつぶせに倒れた。うめき声をあげ、足を抱えてのたうちまわる。惨めだ。
「あなた、やるわね」
 ライアはぬいたナイフをもてあまし、くるりと回してみせた。おまけに、ロウにウインクした。
 ロウは肩をすくめた。三つ編みを束ねたヘアゴムにつけている鈴が、心地よい音をたてる。
「あの手裏剣は、この辺のインチキな武器屋で買ったまがい物だな。冗談でも手裏剣マスターと名乗るなら、東方諸島で本物の手裏剣を手に入れるくらいして欲しいものだ」
「あら、厳しいこと言うのね。冗談だから、まがい物でもいいとは思わないの?」
「笑えない冗談は好きじゃない」
 ロウはすっと目を細め、ツェーダ学院の制服を着た少年を見やった。ついさっき「食い逃げか」などと言ったときのおどけた雰囲気はない。
「キミの着ているそれも、まがい物だな」


 愛するエルシーの待つ我が家へ帰ると、甘ったるい香りが鼻をついた。
 手裏剣マスター、いや、我がエストの村の村長ライアが愛用している、香水の香りだ。
「その魔術師の少年は、ツェーダ学院の卒業生の振りして相手を油断させて、仕事をもらってたんですって。前金だけもらってトンズラってパターンよ。ひどい話よねえ。騙される大人もたいしたことないけど、悪い子だわ」
 僕より一足先に村に戻っていたライアが、なぜか家にあがりこんでいる。エルシーと紅茶を飲みながら世間話口調だ。
「そのときのロウさんったら、格好良かったわあ。『私は、そいつがジュース代を払わずに店を出ようとしたから止めただけだ。ボウズ、おまえのために足止めしてやったわけじゃない。あとは二人で、ほかの人間に迷惑のかからない野原ででも思う存分、言い争って戦い合えばいい』って、決めセリフ! 素敵だわあ」
「ふうん」
 エルシーは素っ気ない返事をした。
 ロウとダンジョン攻略をしたこともある彼女にとっては、ロウは格好いい男というよりも、気心知れた仲間だ。今さら素敵だと言われても、かえってピンと来ないのだろう。
「あたし、次は東方諸島へ行ってくるわ」
「何しに?」
「決まってるじゃないのお」
 ライアは立ち上がると、長い足を肩幅に広げて両手を腰にあてた。「本物の手裏剣を手に入れて、本物の手裏剣マスターになるのよ」
「へえ」
 エルシーはまるで相手にせず、紅茶のカップを持ち上げた。
 手裏剣マスターになって、どうするんだ? ロウに認められたいからだとしたら、あまり意味がない。
 なぜなら、ロウは適当だから。
 ライアが手裏剣マスターになるころには、自分が言ったことなんて忘れているだろう。
「フェイ。あなた、どう思う?」
「いいんじゃないですか。目標があるのは素晴らしいことです」
 言った側から、口の中がむずむずした。心にもないことを言うものではない。
「そうよね、そうよね! あたし、明日出発するわ」
 ライアは両手で顔をはさんで、天井をうっとり見上げた。
 真っ白な天井に、手裏剣マスターになった自分の姿でも思い浮かべたのだろうか。
 まあ、いい。
 彼女が村にいない間は、村は穏やかで静かだ。
 しばし、彼女のいない平穏を、エルシーと二人満喫するかな。

  終


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